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太陽光発電を使いこなす 失敗を防ぐ心得(1)

皆様に有用な太陽光発電業界情報を皆様にお知らせします。

情報参照元:ECO JAPAN(http://eco.nikkeibp.co.jp)
【太陽光発電量を3割アップさせたあの手この手】

太陽電池の温度上昇対策としては、パネルの表面に散水する仕組みを取り入れた。パネルの上部にはわせたホースに小さな穴を開けて、夏はそこから散水する。太陽電池の温度は狙い通り下がったが、問題も浮上した。

 ホースの穴を10cmおきに開けているため、パネルの表面で冷却用の水がかかる部分とかからない部分が生じたのだ。両者の温度差は最大28度もあった。

 そこで、パネル全体に均等に水が流れるように、曇り止めや洗剤などを塗って表面を滑らかにするとともに、ホースに包帯を巻きつけた。穴から直接、散水するのではなく、いったん包帯に染み込ませてからじんわりと流すようにしたのである。

 この対策によって、夏場の発電効率が上がった。7~9月の3カ月間の発電実績を見ると、冷却対策を実施していない2007年度と比べて2008年度は8ポイント、翌2009年度は12.4ポイント改善した。

 日射量の増加とパネルの冷却によって、計画発電量を33.9%上回った。2007~09年度の年間発電量は、5万2000~5万6000kWhで推移している。設置出力の1000倍が年間発電量の目安とされるので、この水準を大きく上回る。

●2つの工夫で発電効率を改善
社員たちが反射シートや反射板、散水の仕掛けを自作し、発電量低下の要因を一つひとつつぶした 反射シートや反射板、ホースを活用した散水装置はすべて社員が製作したものだ。反射シートなどに約60万円の材料費をかけただけで済んだ。太陽光発電システムを導入しても発電量をあまり気にしない企業がある中で、ここまで効率の改善に挑戦する企業は珍しい。

 中村修二常務は、「生産会社なので生産設備やラインの稼働率を上げて能力をフルに発揮したいと考える。知恵を出すことによって稼働率を上げる癖がついている」と話す。

 都筑製作所は既に次の改善に取り掛かろうとしている。太陽電池の温度上昇対策として実施している散水の見直しだ。

 2009年度は7~9月の間、1日1時間の散水を53日実施した。かかった水道代は約2万1000円。一方、散水による発電量増加で節約した電気代が約1万6000円。温度上昇対策は現在、約5000円の“赤字”である。今年度中には、ノズルを取り付けて噴霧する方式にしたり、1時間流しっ放しにするのではなく一定の間隔を空けて散水したりして水の使用量を抑える考えだ。 

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